輪島市 木造の仮設住宅 県内で初めて完成

能登半島地震の発生から1日で4か月です。
住宅が大きな被害を受けた石川県輪島市で被災者の入居期間が過ぎたあとも建物を活用することができる木造の仮設住宅が完成しました。

輪島市内ではおよそ2800戸の仮設住宅が必要とされ、これまでに800戸あまりが完成しています。
地震から1日で4か月になるのを前に、輪島市南志見地区では木造の長屋タイプの仮設住宅27棟、100戸が完成し、30日午前中、石川県の担当者が最終確認を行いました。
完成した仮設住宅は床や壁に石川県産の木材が使われていて、間取りは1DKと2DK、3Kの3タイプがあり、冷蔵庫や洗濯機などの家電も必要に応じて備え付けられます。
木造の仮設住宅の完成は県内で初めてで、早ければ5月14日から入居が始まる予定です。
木造の仮設住宅はプレハブの仮設住宅と比べて長く使えるため、原則2年間の入居期間が過ぎたあとは市の所有とすることもでき、輪島市では被災者の意向などを聞きながら入居期間が終わったあとの活用方法について検討していきたいとしています。