深紅や紫の色鮮やかな花「のとキリシマツツジ」見頃 能登町

能登地方を中心に栽培され、深紅や紫の色鮮やかな花をつける「のとキリシマツツジ」が見頃を迎えています。

能登町石井の今正広さんは、14年前から自宅の庭で10種類、約130本の「のとキリシマツツジ」を栽培していて、「本霧島」や「紫霧島」などが満開を迎えています。
1月の地震では、約10本の木が折れたほか、庭の石垣が崩れる被害が出て、29日も、周辺の用水路の復旧工事が行われていました。
能登半島各地では、例年この時期、住宅の庭などの「のとキリシマツツジ」を一般に公開するオープンガーデンが行われますが、ことしは地震の影響で中止になりました。
今さんは「オープンガーデンはあきらめざるをえませんでしたが、近所の人に見てもらって地震で落ち込んだ気持ちを癒やしてもらえたらと思います。来年こそは被害を乗り越えて、オープンガーデンをできるように頑張ります」と話していました。