金沢・片町で再開発 複合施設が整備へ

金沢市の中心部にある片町地区で再開発が行われ、約2300平方メートルの範囲にホテルなどが入る複合施設が整備される見通しとなりました。

地権者らでつくる準備組合によりますと、再開発の対象となるのは、金沢市中心部にある片町2丁目の約2300平方メートルの範囲です。
今はビルが建ち並んでいますが、多くが築50年以上と老朽化しているということで、取り壊したうえで、新たな複合施設の整備を進めていくとしています。
複合施設は地上12階建てとする計画で、3階以上を2つの区画に分け、北側はホテル、南側はマンションとする考えです。
このうちホテルは、120部屋を確保し、1泊3万円から5万円の価格帯で営業してもらうことを想定しているということです。
一方、1階と2階については、テナントが入るエリアとする方向で検討しています。
再開発にかかる費用は100億円余を見込んでいるということで、準備組合は今後、設計や事業計画の策定を進め、2027年度中の着工を目指すことにしています。