能登地方の野菜や山菜 金沢市で販売会

能登半島地震で大きな被害を受けた地域の野菜や山菜の販売会が金沢市のJAで開かれ、農家を支援しようと多くの人が訪れていました。

この販売会は、地震の被害が大きかった地域の農家を支援しようと、「JA金沢中央」が金沢市内にある3つの支店で開きました。
このうち三馬支店では、輪島市と珠洲市、能登町、それに穴水町で収穫されたタラの芽やワラビなどの山菜やアスパラなど旬の野菜が、店の入り口に並べられていました。
店には、午前中から近所の住民が次々と訪れ、JAの職員と調理方法について相談しながら、購入する野菜や山菜を選んでいました。
JAによりますと被害が大きい地域では、避難生活を続けていたり畑がひび割れたりした影響で、例年通りの農作業ができていない農家も多くいるということです。
ウドなどを購入した金沢市の60代の女性は「能登のものを買って、できる範囲で応援できたらと思います。しょうゆ漬けなどにして美味しくいただきます」と話していました。
「JAのと」の藤田繁信組合長は「まだ市外に避難している生産者も多くいるなか、できることから取り組み、生産を続けています。能登で取れた野菜をたくさんの人に楽しんでもらいたいです」と話していました。