液状化被害の内灘町 全半壊に10万円を配分

能登半島地震で液状化の深刻な被害が出た内灘町は、自宅が全半壊した世帯を対象に、町に寄せられた義援金から一律で10万円を配分することを決めました。

内灘町では、能登半島地震による液状化の深刻な影響が続いていて、23日の時点で確認されている住宅の被害は1665棟にのぼっています。
こうしたなか、町には、4月17日までにおよそ1億5700万円の義援金が寄せられているということです。
町は、住宅に被害を受けた被災者の生活再建を支援するため、義援金から、▼全壊、または半壊の世帯は一律で10万円、▼一部損壊の世帯は3万円を配分することを決めました。
石川県が行っている義援金の配分は、半壊のなかでも、▼大規模半壊は75万円、▼中規模半壊は50万円などと、被害の程度によって額が異なりますが、内灘町の配分は、準半壊以上を対象に一律の額としています。
町は、義援金はできるだけ同じ額を配分してほしいなどとする住民の意見を踏まえたとしています。