秋篠宮さまが穴水町の被災農家訪問

秋篠宮さまは、能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県穴水町を訪れ、被災した農家を見舞われました。

秋篠宮さまが石川県を訪問したのはことし2月に金沢市内の病院を訪問して以来で18日昼前に穴水町の前田忠男さんの農園に到着されました。
秋篠宮さまは、全国規模の農業団体「大日本農会」の総裁を務めるなど農業に関心を寄せていて、18日は前田さんのほか、輪島市で農業を営む川原義正さんと懇談されました。
川原さんからは崩れた農道の写真などをもとに被害の状況について説明を受け、うなずきながら耳を傾けられていました。
続いて肥料の袋が崩れたままになっている農園の作業場を見て回り、「片づけは大変ですか」などとことばをかけられていました。
前田さんの農園では、停電のため、2か月の間、野菜の苗を育てることができなかったということで、穴水町では農業用ハウスが破れるなどこのほかにも多くの農家が被害を受けました。
川原さんは、「農家の現状を知って、心配してくださったことに大変感謝しています。これからできるかぎり頑張っていきます」と話していました。
前田さんは、「『大変でしょうけど頑張ってください』と声をかけていただきました。きょうのことを心の支えに、仕事に励んでいきます」と話していました。