輪島市の少年野球 4チームが1つに 再編チームで練習

輪島市では能登半島地震で多くの子どもたちが地元を離れ、少年野球のチームのメンバーが減ってしまったことから、4つのチームが集まって新たに1つのチームを結成して練習に励んでいます。

新たに結成された少年野球のチームは地震からの復興への願いを込めて「不死鳥」を意味する「フェニックス」と名付けられました。
能登半島地震で地元の輪島市を離れて避難した子どもたちが相次いだことから、もともとあった4つのチームのメンバーが集まって結成されました。
「フェニックス」は市の野球協会の協力を受けて市内の三井小学校の校庭を借りて練習していて、13日は24人が参加しました。
子どもたちのユニフォームはそれぞれ所属していたチームのままですが、声をかけ合いながら守備を確認したり、バッティング練習を行ったりしていました。
チームなどによりますと練習を行っている三井小学校の校庭には地震で大きなひび割れができていましたが、保護者などが重機も使いながら7時間ほどかけて砂や土を入れて整地したということです。
新たに結成された輪島市の少年野球チーム「フェニックス」は、14日初の練習試合を中能登町のチームと行うということです。
キャプテンの松田和士くんは「チームにもなじめてきて楽しいです。あしたは声をいっぱい出してみんなで力を合わせて頑張って楽しい試合にしたい」と話していました。