ハンドボールの選手が珠洲市の子どもたちとオンラインで交流

ハンドボールの国内トップ選手が、能登半島地震で被災した石川県珠洲市の子どもたちとオンラインで交流し、復興に向け一緒に頑張ろうとエールを送りました。

珠洲市の正院小学校では、上下水道が使用できない状況が続くなど、13人の全校児童は不自由な学校生活を強いられています。
この学校の子どもたちを励まそうと、金沢市に本拠地を置くハンドボール女子の国内トップチーム「北國銀行ハニービー」の選手3人が、オンラインで交流会を開きました。
選手たちは、去年、子どもたちとスポーツ教室で交流していて、10日は「また会いましょう」とか「一緒にがんばろう」などと書かれたチーム全員の寄せ書きが小学校に届けられました。
そして、選手から、今、やりたいことについて質問されると、児童の1人は「グラウンドには仮設住宅が建っているので、思いきり走れる場所がほしい」と答えていました。
ハニービーの一部の選手は、11日から行われるパリオリンピックの最終予選に出場することになっていて、子どもたちは声をそろえて「オリンピックに行って下さい。応援しています」とメッセージを送っていました。
6年生の女の子は「一緒にがんばろうというメッセージがとてもうれしかったです。交流を通じて勇気づけられました」と話していました。