金沢特産「加賀野菜」のひとつ”たけのこ”初出荷 

金沢特産の「加賀野菜」のひとつで、地元で収穫されたたけのこの出荷が、10日から金沢市で始まりました。

金沢市は、県内で出荷されるたけのこの約9割を占める最大の産地で、「加賀野菜」のひとつとして特産化に取り組み、関東や関西にも出荷しています。
初出荷を迎えた10日、金沢市野田町にあるJA金沢市の集出荷場には、市内の農家が収穫したたけのこが軽トラックで次々と運び込まれました。
集出荷場では、JAの職員らが等級別に箱詰めされた箱を開けて、大きさなどを順番に確認していました。
JAによりますと、ことしは豊作の年にあたる「表年」のため、今シーズンの出荷量は約420トンを見込んでいるということです。
JA金沢市筍部会の松山貴之部会長は「“破竹の勢い”ということで、被災した人たちにも元気を出してもらえるような、みずみずしくておいしいたけのこがことしも収穫できました」と話していました。
10日出荷されたたけのこは、11日競りにかけられ、県内のスーパーマーケットなどに並ぶということです。