加賀地方中心に大雨 夕方にかけて土砂災害に警戒

本州の南岸沿いを進む低気圧の影響で県内は加賀地方を中心に大雨になっているところがあり、気象台は9日夕方にかけて土砂災害に警戒を呼びかけています。

県内は8日夕方から雨が断続的に降っていて、9日午前11時までの24時間に降った雨の量は白山市河内で73ミリ、金沢市医王山で71.5ミリ、加賀市中津原で69.5ミリ、小松市で63.5ミリなどと加賀地方で雨の量が多くなっています。
県内は昼過ぎにかけて雨が降り続け、局地的には1時間に15ミリのやや強い雨となる見通しです。
気象台によりますと、加賀地方ではこれまでの雨に加えて山沿いの地域で雪どけが進んでいるため土砂災害のおそれが高くなっているところがあるということです。
気象台は金沢市、小松市、加賀市、白山市、能美市に大雨警報を出して、9日夕方にかけて土砂災害に警戒するよう呼びかけています。
《被災地でも風雨強く 冷たい雨》
能登半島地震の被災地、輪島市では午前中、風が強まり、冷たい雨が降っていました。
地震で倒壊した輪島市河井町の7階建てのビルの近くでは、雨が降るなか、作業員が重機を使って道路にせり出したがれきを撤去する作業をしていました。