プロレスラーたちが珠洲市訪れ被災した子どもたちと交流

能登半島地震で被災した子どもたちを元気づけようと、プロレスラーたちが珠洲市を訪れ、試合を繰り広げたり一緒に綱引きをしたりして交流しました。

このイベントは、被災地の支援を続けているNPO法人が企画して珠洲市飯田町の乗光寺の境内で開かれ、地域で被災した大勢の子どもたちが集まりました。
会場には、特別にリングが設けられ、全国各地から集まったレスラー18人がプロレスの試合を行いました。
子どもたちは、レスラーがコントを披露したり、場外乱闘を繰り広げたりすると笑顔を見せ、豪快な投げ技が決まると大きな歓声を上げていました。
また、レスラーとの綱引き対決には、子どもたち20人ほどが参加し、声を合わせながら力いっぱい綱を引いていました。
参加した7歳の男の子は「プロレスの試合と綱引きが楽しかったです」と話し、父親は「子どもが笑って楽しそうでした。地震のあとは遊ぶのが室内ばかりなので、暖かい日に外に出て体を動かせてよかったです」と話していました。
企画したNPO法人「博愛プロジェクト」の大関強さんは「我慢の日が続く中で、1日だけでも楽しんでいい思い出にしてほしいと考えて開きました。また開催したいと思います」と話していました。