「紅麹」健康食品問題 県内でも健康被害の連絡や相談4件

小林製薬の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が、腎臓の病気などを発症した問題で、石川県内でも問題発覚以降、健康被害についての連絡や相談が4件あったことがわかりました。

小林製薬の「紅麹」の成分が含まれた健康食品をめぐっては、摂取したあと、腎臓の病気を発症するなどして、これまでに5人が死亡するなど、健康被害の訴えが相次いでいます。
県によりますと、3月26日、小松市の南加賀保健福祉センターに、小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」というサプリメントを以前、摂取していたという40代の女性から、「摂取していた時期、頭痛や倦怠感などの症状が出た」という連絡が寄せられたということです。
女性は医療機関にはかからず、サプリメントの使用をやめたところ、症状が治まったということです。
また金沢市保健所によりますと、同じサプリメントを摂取した40代から70代の3人からも、27日以降、発熱や尿が出にくいといった相談が寄せられたということです。
県は、「サプリメントと症状の因果関係は明らかではない」とする一方、自主回収の命令が出ているサプリメントは摂取せず、これまでに摂取をして体調に変化があったり、不安があったりする人は、健康福祉センターや保健所に相談するか、医療機関を受診するよう呼びかけています。