被災した子どもたちに遊びの場を提供 七尾市で開催

能登半島地震で被災した子どもたちに遊びの場を提供し、少しでも日常を取り戻してもらおうという催しが七尾市で開かれました。

「あそびのマルシェ」というこの催しは、23日「いしかわ子ども交流センター七尾館」で開かれ、多くの親子連れが訪れました。
催しでは全国から支援に入った児童館の職員や一般のボランティアによるさまざまなプログラムが用意され、このうち、昔から伝わる遊びのコーナーではこま回しやけん玉を体験でき、子どもたちはやり方を教わりながら挑戦していました。
また、和室では茶道を体験でき、子どもたちがお茶をたてたりふるまわれたお茶やお菓子を味わったりしていました。
小学3年生の女子児童は「建物や遊ぶところも壊れて遊べなかったので、こういうイベントは久しぶりです。とても楽しかったです」と話していました。
30代の母親は「気持ちもふさぎがちになっていたので、気分転換になってよかったと思います」と話していました。
企画した「一般財団法人児童健全育成推進財団」の屶網良事業部長は「復興まではまだ長い道のりだと思いますが、今後も少しでも日常の環境に近づけるよう子どもたちの居場所づくりの手伝いができればと思います」と話していました。
この催しは24日も午前10時から午後1時まで行われます。