センバツ高校野球 日本航空石川23日の初戦に向けて調整

センバツ高校野球で、大会6日目の23日の第1試合に登場する石川の日本航空高校石川が、初戦に向けて調整しました。

4年ぶり3回目の出場となる日本航空高校石川は、能登半島地震で石川県輪島市の学校やグラウンドが被災し、系列校のある山梨県に移って練習してきました。
大会6日目の23日の第1試合で、春夏の甲子園で優勝経験がある茨城の常総学院と対戦する予定で、22日は、兵庫県西宮市のグラウンドで約2時間、調整しました。
野手陣はシートノックで守備の連係を確認したあと、2か所でフリーバッティングをして、ボールの見え方やスイングなどを確かめていました。
投手陣では、エースの蜂谷逞生投手がブルペンでキャッチャーを座らせてストレートや変化球を約20球投げて、23日の試合に備えていました。
キャプテンの※寳田一※慧選手(※「寳」うかんむりの下は「王」と「弥」のつくり。※「慧」の「心」の上は「ヨ」)は「自分たちにできる最大限の準備はできたと思います。被災地で苦しんでいる人たちの思いも背負って勝ちきりたいです」と話していました。
中村隆監督は「競った試合になっても最後まで諦めず、1点でも上回って勝ちたい。いろんな人に支えられてここまで来られたので、感謝の気持ちを胸に戦いたい」と話していました。