中南米の大使たちが輪島市訪問 支援の意思表明

日本に駐在している中南米の国々の大使たちが19日、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市を訪れ、支援の意思を表明しました。

輪島市を訪れたのは、南米のチリや中米のメキシコなど、あわせて16の国々の駐日大使で、けさ輪島市役所で坂口茂市長に面会しました。
このなかで一行の代表を務めるジャマイカのリチャーズ大使が「朝市があった場所を訪れましたが、非常に心が痛みました。復旧や復興は長期におよぶと思いますが、私たちも支援に携わっていきたいです」と述べ義援金の目録を手渡しました。
中南米の国々では、地震をはじめ自然災害にたびたび見舞われ、日本からも多くの支援を受けてきたということで、一行は、今回の地震で被災した人たちに連帯の意思を示すため、輪島市への訪問を決めたということです。
会談のあと坂口市長は、「大使のみなさんから心強い連携の意思を示していただき、ありがたく思います。輪島市は小さな市ですが、これからも世界に目を向けて活動をしていかなければならないなと感じました」と話していました。
一行は、珠洲市も訪れ、市内に開設されている避難所を視察することになっています。