「北陸応援割」”被災者支援と観光客受け入れ両立させたい”

能登半島地震の影響を受けた観光業を支援する「北陸応援割」が16日始まりました。

「北陸応援割」は、16市から4月26日までの宿泊分を対象に、1人1泊2万円を上限に料金が最大で半額補助されるもので石川県のほか、福井、富山、新潟の4県で16日から同時に始まりました。
このうち、16日北陸新幹線の「加賀温泉駅」が開業した加賀市の温泉旅館では「北陸応援割」を利用した宿泊客がさっそく訪れていました。
この旅館は能登地方から2次避難している200人あまりを受け入れているということで、今後も受け入れは継続しながら「北陸応援割」も活用して被災者の支援と観光客の受け入れを両立させたいとしています。
大阪から娘と訪れた70代の女性は「さっそく敦賀で乗り換えをして北陸新幹線を利用してやってきました。お得に宿泊できる機会なので温泉を楽しみたいですし、2次避難されている方を受け入れている旅館を応援したいです」と話していました。
旅館のマーケティング部浅利浩部長は「被災した地域を応援するための『北陸応援割』ですので能登地方のみなさんの2次避難の受け入れも続けながら、観光業としてできるかぎりのおもてなしをしていきたい」と話していました。