”地震支援に感謝” トルコ料理の炊き出し 輪島市

去年2月に起きたトルコ・シリア大地震で支援をしてくれた日本の人たちに寄り添いたいと、大阪で暮らすトルコ出身の人たちが石川県輪島市の避難所を訪れ、ケバブをふるまいました。

輪島市門前町で避難所となっている公民館を訪れたのは、大阪にあるトルコ文化を紹介する団体やインターナショナルスクールで働くトルコ出身の男性など5人です。
5人はケバブをごはんにのせてソースをかけたどんぶりと、トルコの家庭で親しまれているレンズ豆と野菜を煮込んだスープをその場で料理し、避難を余儀なくされている人たちなどおよそ160人にふるまいました。
70代の男性は「トルコ料理は初めてでおいしいです」と話していました。
また、80代の女性は「とてもおいしくてほっとします。支援をしてもらえてうれしいし、ありがたいです」と話していました。
この団体には去年2月に起きたトルコ・シリア大地震の際におよそ150万円の募金が寄せられていて、今回は、この時の支援に応えようと、インターナショナルスクールで子どもたちが募った義援金を食材などの費用に充てたということです。
炊き出しを企画したユルドゥルム・ファーティさんは「去年はトルコの地震で温かい支援をもらい、ほぼ1年後に能登半島地震が起きたので日本に住むトルコ人として何かできないか考えました。わずかですが、みなさんが元気になって復興につながる食事になってほしい」と話していました。