看護学生らが避難先の福祉施設訪れお年寄りと交流 野々市市

能登半島地震で避難生活を送っているお年寄りたちの健康のため、看護学生たちが避難先の福祉施設を訪れ、ストレッチなどを通して交流を深めました。

野々市市の福祉施設を訪れたのは白山市の金城大学で看護を学ぶ学生9人です。
施設には、お年寄り約70人が輪島市から2次避難していて、ふるさとに帰れず施設に閉じこもりがちになってしまっているため、力になりたいと学生たちが企画しました。
学生たちはお年寄りたちとお菓子を食べながら、ふるさとや家族のことなどについて話をしたあと、血圧を測って健康面で不安がないか聞き取っていました。
また、首や肩のストレッチや、食べ物を楽に飲み込めるようにつばが出やすくなる方法など、健康維持のポイントを伝えるなどして交流を深めていました。
避難している男性は「若い人たちと話ができて楽しかったです。1人で暮らしているので地元に戻ったらさみしくなります」と話していました。
また、女性は「学生と話をして孫のことを思い出しました。参加してよかったです」と話していました。
春から保健師として働く学生は「みなさんの話を聞いて本当に大変だとわかりました。少しでも力になれたらうれしいです」と話していました。