金沢の2次避難所で柔道整復師らがボランティアでサービス提供

避難生活が続く被災者たちにリラックスしてもらおうと、金沢市の2次避難所に柔道整復師らが訪れ、ボランティアでサービスを提供しました。

金沢市の2次避難所を訪れたのは、大阪の柔道整復師や美容師らでつくるグループです。
滞在している50人あまりの被災者の希望に応じて、ボランティアでサービスを提供しました。
このうち柔道整復師は、被災者に横になってもらうと、全身をひねったり腕や足を伸ばしたりするなどして丁寧に体をほぐしていきました。
慣れない生活が続いているためか、体が固くなっている被災者もいて、気持ちよさそうに施術を受けていました。
また美容師は、希望の髪型を聞いたうえで手際よくハサミを動かしていました。
髪を切ってもらった男性は、ことし初めての散髪だったということで、仕上がりに満足して笑顔を見せていました。
柔道整復師で、トップアスリートのトレーナーとしても活動している小林英健さんは「避難所での生活で疲れもたまるので、体をほぐして元気になって笑顔を取り戻してもらいたいです」と話していました。
また大阪で美容室を経営する松原尚行さんは「災害時には、散髪はどうしても後回しになってしまいますが、髪を切ってさっぱりすると笑顔が戻るのでうれしいです」と話していました。