新幹線延伸に伴い小松市で運行が始まる自動運転バスお披露目式

北陸新幹線の延伸にともなって石川県小松市で運行が始まる自動運転バスのお披露目式が3日、行われました。

この自動運転バスは、3月16日に開業する北陸新幹線の小松駅と、小松空港の間の4.4キロを結び、運行は駅の開業に先だち3月9日から始まります。
これを前に、3日、小松駅の近くで地元の人たちを招いたお披露目式が開かれ、石川県の馳知事などがテープカットを行いました。
このあと、自動運転バスの試乗会が行われ、親子連れなどが次々に乗り込み、空港に向けて出発しました。
試乗した6歳の男の子は「楽しかったです。ハンドルが自動で動くのがすごいと思いました」と話し、男の子の母親は、「とてもスムーズで安全な運転だと感じました。バスの導入でまちが活気づくと思いますしすごくわくわくします」と話していました。
自動運転バスは、1日11便運行され、安全確認などのため当面は運転手が乗車しますが、2025年度以降は特定の条件のもとで完全自動運転を行う「レベル4」を目指すということです。
小松市の宮橋勝栄市長は「空港から金沢市や福井市に直接向かっていた人たちが、小松駅まで来てくれて、まちの魅力に気づいてもらえるようになることを期待したい」と話していました。