西田総務政務官が代表の自民支部 300万円の寄付を返金

西田総務政務官が代表の自民支部 300万円の寄付を返金

衆議院石川3区選出の西田昭二総務政務官が代表を務める自民党の支部が、地元の建設会社から寄付を受けた300万円を返金しました。
寄付は衆議院選挙が行われた3年前の10月にあり、建設会社は国が発注する工事を受注していたということで、事務所は「法律に抵触するとは考えていないが、道義的見地から返金した」としています。

事務所によりますと、返金したのは西田政務官が代表を務める自民党の支部が地元の建設会社2社から寄付を受けたあわせて300万円です。
建設会社はいずれも国発注の工事を受注していて、寄付は岸田総理大臣が衆議院解散の意向を示した3年前の10月4日から31日の投票日までの期間に行われたということです。
公職選挙法は国の公共事業を請け負っている事業者が国政選挙に関して寄付することを禁じています。
西田政務官の事務所はNHKの取材に対し「政治活動への支援としての寄付で法律に抵触するとは考えていない」としたうえで「道義的見地からきのう付けで返金した」と説明しています。

一方、石川1区選出の小森卓郎衆議院議員が代表を務める自民党の支部も、3年前の10月4日に国の公共工事を受注していた建設会社から寄付を受けた50万円を返金しました。
小森議員の事務所はNHKの取材に対し「道義的見地から返金した」としています。

※この記事を2月15日に公開した際、画像に誤りがあったため、画像を差し替えて29日に改めて記事を公開しました。失礼しました。