輪島市 東日本大震災の経験者と高校生が交流

石川県輪島市の高校に東日本大震災を経験した人たちが訪れ、生徒が抱える悩みなどにアドバイスを送りました。

この催しは子どもの支援に取り組む東京のNPO法人などが県立輪島高校で開き、1年生と2年生の生徒49人が参加しました。
会場には宮城県気仙沼市出身でラグビー元日本代表の畠山健介さんらが訪れ、生徒からの質問に応えました。
畠山さんは、生徒から「つらいことはどう乗り越えればいいか」と質問されると、「自分がどうなりたいかという目標を立てて過ごすことが大事です」などとアドバイスしていました。
また、岩手県釜石市で東日本大震災を経験したNPO法人の職員は「地震でやりたいことを言い出しにくいかもしれませんが地震という困難に直面しても好きなことを諦める必要はありません。自分の強みなどの武器を使って乗り越えてほしいです」とエールを送っていました。
参加した高校2年生で野球部の男子生徒は「地震のあと、部員が集まって練習できていませんが、目標を立ててみんなで練習して強くなり、地域を元気にさせたいです」と話していました。