穴水町の障害者施設にボランティアが新しい給湯器設置

日常生活を送るのに必要なお湯を十分に確保できていなかった石川県穴水町の障害者施設に、24日ボランティアが訪れて新しい給湯器を設置しました。

能登半島地震の影響で断水が続く穴水町にある障害者施設「石川県精育園」は、給水車の支援を受けながら運営を続けていて、利用者が入浴するための給湯器はあるものの、施設の利用者らが日常生活を送るのに必要なお湯は十分に確保できていませんでした。
こうした中、施設から依頼を受けて大阪と兵庫から訪れた2人のボランティアが24日食堂に新しい給湯器を設置しました。
施設の担当者はお湯が出ることを確かめると笑顔を浮かべ、早速、お湯を使って食事の缶詰めを温めていました。
石川県精育園の田中こず恵部長は「すぐにお湯が出て便利になると思うので、手洗いや洗い物などにも活用していきたいです。多くの支援をもらって少しずつ生活しやすい環境が整ってきているので私たちも頑張っていきたいです」と話していました。