輪島のカレー店がランチ営業再開 温かい食事とってもらいたい

能登半島地震で大きな被害を受け、ほとんどの飲食店が休業している石川県輪島市で、市の中心部のカレー店が支援に訪れるボランティアや業者などに温かい食事をとってもらおうと、ランチ営業を再開しました。

今回の地震で、輪島市ではほとんどの飲食店が、建物が壊れるなどの大きな被害を受けて休業していて市の中心部にあるカレー店も、冷蔵庫が倒れて壊れるなどの被害を受けました。
店では、今も断水が続いていますが、被災地の支援に訪れるボランティアや業者などが温かい食事をとれる場所が少ないことから、2月15日から昼の3時間に限って営業を再開させました。
営業開始の午前11時ごろになると店には次々と客が訪れ、カツやウインナーを載せたカレーを笑顔でほおばっていました。
この店では、電気が復旧した1月10日から、1日最大300食ほどのカレーを被災者に無料で提供していて、提供は、営業再開後も続けていくということです。
岐阜県からボランティアに来ている40代の男性は、「2週間ほど活動をしていますが温かいものはなかなか食べられないのでうれしいです。より一層、頑張れそうです」と話していました。
店長の船本佳寿子さんは「能登のために頑張られている方に、温かい食事で少しでもリラックスしていただければと思います」と話していました。