珠洲市で下水管に加え浄化槽にも被害 被害の全体像は不明

広い範囲で断水が続いている石川県珠洲市では、下水管も大きな被害を受け、トイレなどが使えない状況が続いていて、市が被害の状況確認や復旧作業を急いでいます。

珠洲市では、市の人口の半数あまりが公共下水道が整備された地域で生活していますが、これまでの市の調査で、市内の下水管の94%で被害が確認されています。
市は復旧を進めるため、被害状況についてさらに詳しい調査を進めていて、専門の業者がマンホールから特殊なカメラを入れて下水管の破損状況などを細かく調べていました。
市によりますと、下水管は大きな被害の一方、調査と工事を行う業者は県外から派遣してもらっていて、復旧の見通しは立っていないということです。
名古屋市上下水道局珠洲市応援隊の太田宗由下水道隊長「被害の状況は、熊本地震・東日本大震災、そのときでも約30%の被害だと聞いている。それに比べて非常に大きな被害があった。早く復旧していきたい」。
《浄化槽にも被害》
さらに珠洲市では、住宅からの生活排水をそれぞれで処理する浄化槽を設置している人からも、被害の報告が相次いでいます。
市によりますと、市の北部を中心に、浄化槽を設置している家庭が多く、浄化槽に亀裂が入ったり沈んだりなどといった被害が出ているということです。
浄化槽を利用しているのは、市内の家庭の4割余りにのぼるとみられ、現在、県の浄化槽協会が点検などを進めていますが、市によりますと被害の全体像は明らかになっていないということです。