加賀市の2次避難所のホテルでタップダンスで避難者を激励

能登半島地震で被災して避難生活を送る人たちに元気を出してもらおうと、加賀市の2次避難所のホテルでタップダンスのステージが披露されました。

タップダンスを踊ったのは、3月に開業する北陸新幹線の金沢・敦賀間の祝賀イベントで披露するために結成された小学生から70代までの女性のダンスチームです。
17日、2次避難所になっている加賀市のホテルを訪れ、温泉旅館のおかみをイメージした着物姿にモップを持ってダンスを披露しました。
加賀温泉郷を舞台にした映画の曲に合わせて、華やかな足さばきを見せると、避難生活を送る人たちは笑顔で拍手を送っていました。
輪島市から避難している80代の女性は「皆さん一生懸命にやってくれてとても癒やされました。早く輪島に帰りたいと思いました」と話していました。
ダンスチームのメンバーで、加賀温泉郷の旅館で働く甘池英子さんは「自分もつらい時があったが、少しでもつらいことを忘れて元気になってもらえたら、うれしいです」と話していました。
ダンスチームは、今後も機会があれば、被災した人たちに披露していきたいとしています。