金沢市ホテル2次避難の輪島市家族 次の住まい迫られる選択 

金沢市に避難している輪島市の家族は、2月いっぱいが滞在の期限となっている2次避難所のホテルを出たあとの生活をどうするか見通しが立っていません。

輪島市河井町に暮らしていた藤橋勝さん(75)と妻の康子さん(70)、息子の勝樹さん(45)の家族3人は、能登半島地震で自宅が倒壊し、1月18日から2次避難所となっている金沢市のホテルに滞在しています。
勝さんは「電気も水も使えるので大変ありがたく思っています」と話していました。
一方、慣れない環境で外出する気持ちになれず、家族は1日のほとんどをテレビを見るなどして部屋の中で過ごしているということです。
この2次避難所の期限が2月いっぱいのため、次の住まいについて検討していますが、候補としている輪島市の康子さんの実家は断水が続いていることなどから決めかねているということです。
勝さんは「海を見て過ごしたいので輪島市へ戻りたいとは思っていますが、いまの時点でどうするかは未定です。家族で話し合ってもどうするかは決まらず悩んでいます」と話していました。