穴水町でガソリンスタンド経営の男性 先行き見通せず不安抱く

地震から一か月がたつ中、石川県穴水町でガソリンスタンドを経営する男性は、店に泊り込みながら営業を続けていますが、先行きが見通せず不安を抱いています。

穴水町川島でガソリンスタンドを経営している森本敬一さん(53)は、地震翌日の1月2日の夜、停電の影響で一度、給油する機械が動かなくなりましたが、地域の人などの助けもあり、店にあった発電機を動かして、翌3日の朝から営業を再開しました。
災害支援の車両や車中泊を続ける人たちのために給油を行っていて、地震から1か月となった2月1日も次々と車が来店していました。
ただ、3人にいる従業員の中には金沢市への転居を考えている人もいる上に、店に泊まり込んでの生活がいつまで続くか分からないなど、先行きが見通せません。
森本さんは「従業員からは金沢市に出るという相談を受けていて、今後は人材が不足することを心配しています。この1か月はほとんど寝ていないような感じなので、休みたいのが正直なところです」と疲れた様子で話していました。