馳知事 被災した市町の水道復旧の見通し明らかに

石川県の馳知事は、ほぼ全域で断水が続いている県内6つの市と町の水道の復旧時期について、輪島市や珠洲市などでは早くても2月末から、七尾市の中心部などでは4月以降になるという見通しを明らかにしました。

県内では、21日午後2時時点で、8つの市と町のあわせて、4万9000戸あまりが断水していて、このうち輪島市、珠洲市、穴水町、能登町、七尾市、志賀町の6つの市と町では、断水がほぼ全域に及んでいます。
石川県の馳知事は、21日に開かれた県の災害対策本部会議で、この6つの市と町の水道の復旧時期の見通しを明らかにしました。
このうち▽輪島市、穴水町、能登町では、いずれも2月末から3月末に仮復旧の見込みです。
▽また、珠洲市では、2月末から順次、仮復旧する予定で、遅い地域では、4月以降となる見込みです。
▽さらに七尾市では、七尾市街、和倉地区、能登島地区を中心に4月以降となる見込みで、そのほかの地域では、3月末までに仮復旧する見込みです。
▽志賀町では、おおむね2月末までに仮復旧し、一部で3月末となる見込みです。
馳知事は「被災者の皆さんがいま最も求めているのは、水と住まいです。一日も早い水の確保に向けて、関係機関が連携して水道の復旧にあたってほしい」と述べました。