県獣医師会 被災者のペット無料預かり開始

能登半島地震でペットと一緒に避難している人を支援しようと、石川県獣医師会は県内の40余りの動物病院で1か月間ペットを無料で預かる取り組みを始めました。

県によりますと、今回の地震で被災した人たちの中には避難所にペットを連れて行けず危険が残る自宅で生活していたり、ペットと一緒に過ごすために車中泊を続けたりするケースがあるということです。
こうした人たちを支援しようと、石川県獣医師会は、県内の46の動物病院で被災した人たちのペットを1か月間、無料で預かる取り組みを15日からから始めました。
対象になるのは犬、猫、ウサギ、小鳥で、預けたい場合は県獣医師会の「能登半島地震動物対策本部」に電話してペットの状態などを伝え手続きを進めます。
対策本部の電話番号は076‐213‐5788です。
獣医師会に今回の取り組みを要請した県薬事衛生課は、「被災した人たちの大切なペットを守ることがその人たち自身の命や健康を守ることにもつながるので、預け先に困っている人はぜひ利用してもらいたい」と話しています。