被災したペットの支援物資 七尾市に到着

今回の地震では多くのペットも被災したことから、栃木県のペット用品店が全国から募った、ペットフードなどの救援物資が11日、石川県七尾市に到着しました。

栃木県佐野市のペット用品店は、被災したペットと飼い主を支援しようと猫の保護活動に取り組んでいる東京のNPO法人と協力し、地震発生の2日後からインターネットで救援物資の寄付を呼びかけました。
11日は、全国から届いたペット用品を満載したトラックが栃木からおよそ7時間半かけ、保管場所となる七尾市内の建設会社に到着しました。
そして、県内のボランティア団体のメンバーなど10人ほどがトラックから物資を降ろして、会社の車庫に積み上げていきました。
11日に運んできたのは犬と猫用のペットフードやトイレシートなどおよそ10トン分で、七尾市のほか、志賀町と内灘町にも届けられ、今後、ボランティア団体のメンバーが避難所や自宅にいる飼い主の元を回って個別に送り届けるということです。
ペット用品店の川島久明社長は「ペットへの支援は、どうしても二の次になりやすく心配していた。飼い主の皆さんは、全国の人たちが応援していることを忘れないで物資を活用してほしい」と話していました。
これまでに集まった救援物資は、今回、載せきれなかった分もあるということで、改めて届けに来るということです。