輪島市ではドローンを使って被災者に薬を配送

今回の地震で孤立した地域に必要な物資をどのように届けるかが課題となる中、8日、石川県輪島市ではドローンを使って被災者に薬が送り届けられました。

ドローン関連の企業などで作る「日本UAS産業振興協議会」は、能登半島地震の発生後、輪島市から要請を受けてドローンを使った捜索や物資の輸送を行っています。
8日は、700人以上が孤立状態になっている輪島市鵠巣地区に向けて市内の中心部から薬を配送しました。
ドローンには、地区内の避難所で生活している住民3人の持病の薬が入った箱が収納され、3キロほど離れた避難所がある小学校の校庭まで約10分かけて飛行し、住民のもとに薬を送り届けました。
協議会では今後もドローンを活用した物資の配送などの支援を続けていきたいとしています。