能登半島地震 多くの小中学校と高校で新学期の開始遅らせる

県内では9日から予定していた小中学校と高校の新学期の開始を遅らせる自治体が相次いでいます。

公立の小中学校の新学期の開始を遅らせる自治体です。
七尾市と輪島市は12日まで休校とし、それ以降は状況を見ながら検討するとしています。
珠洲市と能登町はしばらくの間は休校とし、期間はまだ決まっていないとしてします。
内灘町は12日まで休校し、15日から開始する予定ですが西荒屋小学校については未定だとしています。
志賀町は21日までは休校とし、それ以降は状況を見ながら検討するとしています。
中能登町は15日から開始する予定です。
穴水町は当面の間、休校とし、開始の時期は未定だということです。
そのほかの自治体では建物などに授業の再開に支障をきたすような被害はないなどとして、予定通り9日、始業式を行うとしています。

高校と特別支援学校の状況です。
石川県によりますと、県内にある47の公立高校のうち能登地方を中心に4割近くにあたる17校が授業の再開時期を見通せていないということです。
金沢市にある県立金沢泉丘高校の通信制課程は授業の再開を1週間延期するとしています。
特別支援学校については七尾市と輪島市、珠洲市にある3校すべてが授業の再開時期を見通せていないということです。
このほか県内にある公立高校29校と特別支援学校8校は予定通り9日から授業を再開するとしています