【輪島市】避難所に入り切れず農業用ハウスに臨時避難

【輪島市】
輪島市です。
長井町にある農業用ハウスでは、50代から90代の11人が過ごしていました。
指定の避難所となっている小学校に多くの人が避難して入りきれず、物資も足りなくなっているため、このハウスに緊急で避難しているということです。
ハウスの中では、地面の上にベニヤ板や苗を入れるかごなどを重ねて置いていて、ストーブや毛布を持ち込んで暖をとっていました。
ただ、指定の避難所ではないため自治体からの物資も届いていません。
雪が降った時にハウスが圧雪で壊れないかも懸念しています。
道下さん「一番は冷えかなズボン2枚服をいっぱい着て毛布と布団をかぶっている状態」。
また、持病を抱え、寝たきりの状態になっている95歳の女性もいます。
女性の73歳の娘は「心臓も悪いし病気なので、どこか入れるところあれば思うんですけどないですね」。
一方、こちらの男性が身を寄せているのは自宅に隣接する車庫です。
水守町の北濱幸作さん(71)の自宅は、今回の地震で大きく傾き、住めない状態となっています。
北濱さんは一度は避難所に行きましたが、自宅のすぐそばにある木造の車庫が倒壊を免れていたことから、地震が起きた際に大阪市から帰省していた長男の大志さん(47)とともに、現在は車庫で避難生活を送っています。
車庫の中は寒さが厳しいということですが、2人は自宅から灯油ストーブや寝具、それに防寒具などを持ち込み、1台のストーブで暖をとっているということです。
また、7日は、一層厳しい寒さとなっていて、雪が激しくなる前に準備をしようと朝から2人で車庫の隙間をふさぐなどするために壊れた自宅から部屋の扉を外して運んでいました。
北濱幸作さん「寒さ対策をして、まぁ何とか乗り切って暖かくなるまで頑張ります」。