穴水町の住宅倒壊現場 5人死亡 少なくとも9人閉じ込めか

穴水町の由比ヶ丘地区では、今回の地震による土砂崩れで複数の住宅が倒壊し、6日午後5時の時点で、5人が死亡し、少なくとも9人が閉じ込められているとみられています。

穴水町由比ヶ丘地区では、今回の地震による土砂崩れで住宅が道路に押し流されるように倒壊しました。
住宅の屋根瓦ははがれ落ち、壁も崩れていて、周辺には電柱が道路を塞ぐように倒れています。
穴水町によりますと、このうち上野賀弘さん(79)の住宅では少なくとも10人が巻き込まれ、これまでに3人は見つかりましたが、死亡が確認されました。
そして少なくとも7人が倒壊した住宅に閉じ込められているとみられています。
穴水町によりますと亡くなったのは、上野さんと妻の春美さん(76)、上野さんの孫の寺本駿希さん(21)です。
取り残されているとみられるのは、上野さんの長女で、駿希さんの母親の寺本ひろみさん(53)、寺本さんの子どもの琉聖さん(23)、京弥さん(19)、美緒寧さん(15)の家族4人と、上野さんの長男の上野淳一さん(52)と、妻の優子さん(51)、息子の琢磨さん(8)の家族3人です。
親族によりますと、正月休みで集まっていたということです。
死亡が確認された駿希さんの父親・寺本直之さん(52)は「なぜうちだけこんなことにならないといけないのか」と話していました。
寺本さんによりますと、妻と4人の子どもは大みそかからこの住宅を訪れ、地震の際、寺本さんは金沢市内で仕事をしていたということです。
次男の駿希さんは地元の金沢で料理店を開くのが夢だったということです。
寺本さんは「悔しいです。駿希は東京の和食料理店で修行をしていて、いつか地元の金沢で店を開くのが夢でした。妻と手伝おうと考えていました。7人が生きている希望は捨てていません。土砂の下にいるかもしれませんが生きていてほしいです」と話しています。
また、中島博さん(67)の住宅では4人が巻き込まれ、1人が亡くなり、いまも3人が取り残されているとみられています。
亡くなったのは中島さんの娘の高田美穂さん(34)で、取り残されているとみられるのは、中島さんと妻の国子さん(65)の夫婦と高田さんの息子のレイさん(11)です。
近くでは、さらに別の住宅も土砂崩れに巻き込まれていて、町によりますと、女性2人の安否が確認できていないということです。