輪島市の道の駅でも約60人が孤立状態の情報 

NHKの情報提供窓口「ニュースポスト」には石川県輪島市の道の駅でも60人ほどが孤立状態になっているという情報が寄せられています。

この道の駅は石川県輪島市白米町の「千枚田ポケットパーク」です。
情報を寄せた金沢市の女性は現地で身動きが取れなくなっている娘から話を聞いたということです。
「千枚田ポケットパーク」は能登半島の北側の海岸沿いを東西に走る国道249号線にありますが、西方向の輪島方面、東方向の珠洲方面のいずれの方向でも道路が土砂崩れで寸断されていて、先に進めなくなっているということです。
道の駅にはおよそ60人がとどまっているということで、現地で撮影された写真には駐車場に止まっている多くの車両と、そのなかで車中泊をしている人たちの様子がうかがえます。
また道路のいたるところにひび割れや陥没を確認できます。
情報を寄せた金沢市の女性は「娘は2歳と6歳の孫を連れているのですが、オムツがないようです。ほかにも乳幼児がいるようで、離乳食がないと言っていました。近くの民家の人が食糧を提供してくれていてなんとかしのいでいるようですが、寒さが厳しいようで、何もできず歯がゆいです」と話していました。
また同じ「千枚田ポケットパーク」の情報を寄せてくれた別の女性は妹とその友人など3人が取り残されているということで「現地では携帯電話の電波がほとんど入らず、1日1回の電話連絡以外はやりとりできない状態だ。残りのガソリンを気にしながら車の中で暖房を入れたり切ったりして過ごしているものの、寒いと言っていた。ヘリが来たそうだが救出したのは病気の人だけで、妹たちがいつ出られるかわからず心配だ」と話していました。