輪島の大規模火災 消防団「川に水がなかった」

輪島市中心部の「朝市通り」で靴店を経営し、消防団の副団長として消火活動にあたった多田見栄一郎さんは当時の状況について「現場に駆けつけたとき消防が消火作業を始めようとしていましたが、水の確保に手間取っていました。川から水をとろうとしていましたが、ホースから出てきたのはヘドロで、川を見ると津波の引き波の影響なのか全然、水がありませんでした」と証言しました。
その上で、「現場が海に近く、大津波警報が出ていた状況では東日本大地震で多くの消防団員が亡くなったこともあり、団員も十分集まらず消火作業が十分できなかったことが悔やまれます」と話していました。