輪島市で自衛隊による飲料水の配布始まる

地震の影響で石川県輪島市では、市内のほぼ全域で断水が続いていて、市役所で4日、発災後初めてとなる自衛隊による飲料水の配布が始まりました。

輪島市では、地震の影響で市内のほぼ全域で断水が続いていて、市役所は指定避難所ではありませんが、発災直後から多くの市民が避難してきたことから、避難所として活用されています。
輪島市役所では4日、愛知県の陸上自衛隊豊川駐屯地から派遣された部隊による飲料水の配布が発災後初めて行われ、朝から住民たちが列を作っていました。
自衛隊によりますと、飲料水の配布は4日から当分の間、輪島市役所で実施するということで、ペットボトルなどの容器を持って来てほしいとしています。
水を受け取りに来た輪島市の70代の男性は「地震が起きてから家の水は出ず、初めて飲み水がもらえました。涙が出るくらいありがたいです」と話していました。