地震 馳知事は総理大臣官邸に

石川県の馳知事と西垣副知事は、1日午後5時ごろ、総理大臣官邸に入りました。
馳知事は記者団に対し、「地元に帰る途中だったが、飛行機も新幹線も止まっているので、岸田総理大臣や林官房長官とすぐに連絡を取り、ひとまず官邸に来た。状況確認を行い、総理大臣官邸において、石川県庁にすでに入っている副知事と連絡を取りながら対応したい」と述べました。
一方、県はこれまでに陸上自衛隊に対して災害派遣を要請したということです。

震度7の揺れを観測した志賀町の津波避難場所になっている志賀町総合体育館の管理担当者によると、町内の約50人が体育館と隣接する武道館に避難しているということです。
担当者によると、体育館のアリーナは地震の影響で2メートルほどある壁の一部が崩れるなど危険な状況であるため、避難者は施設内の暖房設備がある場所で身を寄せているということです。
担当者は「お年寄りも多く避難している。冬の寒い時期であり、体調面が心配だ」と話していました。