総持寺祖院で年の瀬恒例の餅つき 輪島市

輪島市の総持寺祖院で正月に境内に供える鏡餅などをつくる年の瀬恒例の餅つきが行われました。

輪島市門前町にある曹洞宗の総持寺祖院は、毎年12月28日に餅つきを行い、境内に供える鏡餅と僧侶たちが食べる丸餅をつくっています。
典座と呼ばれる寺の台所に集まった僧侶たちは2人1組になると、臼ときねを使った昔ながらの方法で餅をついていきました。
そして、寺の職員も加わって、つき上がった餅の形を整え、大きいものでは直径が30センチほどの鏡餅に仕上げていきました。
30日に境内の69か所に供えるということです。
僧侶の林俊英さんは「来年もさまざまなことにしっかりと取り組むという抱負を胸に餅をつきました。皆さんに福が来る1年になってほしいです」と話していました。
一方、総持寺祖院は、新型コロナの5類移行を受けて、大みそかには参拝者に除夜の鐘をついてもらうことにしています。