韓国業者がルビーロマンのロゴマーク無断使用で県が業者に警告

石川県は、ルビーロマンのロゴマークを無断で使用したぶどうが韓国で販売されていたことを確認し、現地の業者に警告を出したことを明らかにしました。

石川県によりますとことし8月、韓国の業者がルビーロマンの名前でインターネットで販売していたぶどうに、正規のものと同じ形のロゴマークを使用していたことがわかりました。
県は、このロゴマークをことし1月に韓国で商標登録していたことから、法律に違反する不正な使用であることを業者に警告したということです。
ただちに使用を停止するよう求め、停止しない場合には法的措置も辞さないことを伝えたところ、業者は今後は使用しないとして誓約書を提出したとしています。
一方で、ルビーロマンという名称については、申請中で商標登録が済んでいないため、法律上、使用を止めることはできないということです。
また県によりますと、同じ8月には、国内のインターネットサイトで、ルビーロマンという名前でピオーネが販売されていることがわかりました。
販売していたのは県外の業者で、県が警告を出したところ、業者は誤った表示を行わないとする誓約書を提出したということです。
ルビーロマンをめぐる不正な販売が相次いで確認されたことについて馳知事は「県が14年かけて開発した品種であり極めて遺憾だ。引き続き県のブランドを守る取り組みを続けていく」と述べました。