「難関突破」のご利益 小松の安宅住吉神社で絵馬納め

「難関突破」のご利益があるとされる小松市の安宅住吉神社で、ことし奉納された絵馬を取り外す神事が行われました。

小松市の安宅住吉神社は、歌舞伎の「勧進帳」で源義経と弁慶が突破した関所「安宅の関」の跡が境内にあることから、「難関突破」のご利益がある神社として知られています。
神社では25日、ことしかけられた絵馬を取り外す神事が行われ、はじめに神職が祝詞を読み上げておはらいをしたあと、みこが鈴を鳴らし絵馬を清めました。
続いて「受験合格」や「大会優勝」などと書かれた絵馬を、みこたちが丁寧に取り外して箱に納めていきました。
神社には、ことし1年間でおよそ3500枚の絵馬が奉納されたということで、来年1月15日に、境内でたき上げられることになっています。
安宅住吉神社の中原丈仁権禰宜は「健康や幸せなど参拝者が絵馬にかけた切実な願いがかなうように祈りながら神事を行いました」と話していました。