ふるさと納税の寄付額 前年比7割程度 国基準の厳格化に伴い

ことし石川県に寄せられたふるさと納税の寄付額は、国の基準の厳格化に伴って10月から11月にかけて大きく減り、11月末の時点で去年の7割程度にとどまっていることがわかりました。

ふるさと納税をめぐっては、過度な返礼品競争を防ぐため、ことし10月から返礼品の発送費用などもすべて経費に計上した上で、経費の額を寄付額の5割以下にするよう基準が厳格化されました。
石川県によりますと、基準を満たすように返礼品に対する寄付の額を引き上げたところ、10月の寄付額は1300万円あまり、11月は2000万円あまりといずれも去年の同じ月の半分以下になりました。
この結果、ことし1月から先月末までの寄付額は1億4300万円あまりと去年の同じ時期の7割ほどにとどまっているということです。
ふるさと納税を所管する石川県女性活躍・県民協働課は、「返礼品のラインナップを見直すなどより魅力的なものを用意して県内の生産者・事業者の支援や特産物のPRにつながるようにしていきたい」と話しています。