志賀町 小泉前町長が起訴 保釈される

志賀町が発注した工事の入札をめぐる贈収賄事件で、金沢地方検察庁は、小泉勝前町長が業者から現金40万円を受けとったとして、18日、加重収賄などの罪で起訴しました。
小泉前町長は、18日夜、勾留されていた警察署から保釈されました。

志賀町の前町長、小泉勝被告(57)は、18日午後6時半すぎ、勾留されていた金沢中警察署から保釈されました。
金沢地方裁判所によりますと、保釈金はあわせて600万円だということです。
小泉前町長はNHKなどの取材に対し、「関係各位には大変ご迷惑をおかけしました。罪をしっかりと受けとめたいと思います」などと述べました。
金沢地方検察庁は、18日、小泉前町長が町発注の工事の入札をめぐり業者に最低制限価格を漏らして落札させた見返りに現金40万円を受け取ったとして、加重収賄などの罪で起訴しました。
また、落札した業者の代表、西田浩和被告(50)も贈賄などの罪で起訴しました。
志賀町が発注した工事の入札をめぐっては、小泉前町長が別の土木業者2社からも現金を受け取ったとして加重収賄などの罪で起訴されているほか、この2社の代表など2人も贈賄などの罪で起訴されていて、小泉前町長の起訴は3回目となりました。
一方、ことし10月に逮捕された後、処分保留となっていた小泉前町長の妻と土木業者の代表の妻は18日付けで起訴猶予になりました。
金沢地方検察庁は「事件への関与の程度などを考慮した」としています。
小泉前町長の初公判は1月17日に金沢地方裁判所で開かれる予定です。