志賀町贈収賄事件 小泉前町長 3回目の起訴

志賀町が発注した工事の入札をめぐる贈収賄事件で、金沢地方検察庁は、小泉勝前町長が業者から現金40万円を受けとったとして、18日、加重収賄などの罪で起訴しました。
小泉前町長の起訴は3回目で、ことし10月に逮捕された前町長の妻は起訴猶予になりました。

起訴されたのは志賀町の前町長、小泉勝被告(57)です。
起訴状などによりますと、去年7月、町が発注した工事の入札をめぐり、業者に最低制限価格を漏らして落札させた見返りに現金40万円を受け取ったとして、加重収賄などの罪に問われています。
また、落札した業者の代表、西田浩和被告(50)も贈賄などの罪で起訴されました。
検察は2人の認否を明らかにしていません。
志賀町が発注した工事の入札をめぐっては、小泉前町長が別の土木業者2社からも現金を受け取ったとして加重収賄などの罪で起訴されているほか、この2社の代表など2人も贈賄などの罪で起訴されていて、小泉前町長の起訴は3回目となりました。
一方、ことし10月に逮捕された後、処分保留となっていた小泉前町長の妻と土木業者の代表の妻は、18日付けで起訴猶予になりました。
金沢地方検察庁は「事件への関与の程度などを考慮した」としています。