奥能登の高級しいたけ「のとてまり」初出荷 穴水町

石川県の奥能登地方で栽培されている高級しいたけ「のとてまり」の出荷が、14日から穴水町で始まりました。

奥能登地方の約100軒の農家は、「のと115」と呼ばれる大きな原木しいたけを栽培していて、毎年、この時期に初出荷を迎えます。
14日は、穴水町にあるJAの施設に、しいたけが集められ、初出荷の作業が行われました。
「のと115」のうち、傘の直径が8センチ以上、厚さが3センチ以上など厳しい基準を満たしたものは、高級しいたけ「のとてまり」として出荷されます。
施設の中では、JAの職員が大きさを測って選別し、条件がそろったしいたけを「のとてまり」として箱詰めしていました。
JAによりますと、ことしは、秋に入っても気温が高く雨が少なかったものの、11月下旬には気温が下がり始めて、味のよいしいたけに育ったということです。
生産者とJAでつくる「奥能登原木しいたけ活性化協議会」の樋下義勝会長は、「猛暑はありましたが、生産者が温度管理などを工夫したことで無事に初出荷を迎えられました」と話していました。
しいたけの出荷は、来年3月下旬まで続くということです。