志賀町贈収賄事件 前町長の自宅や敷地内で現金手渡し

公共工事の入札をめぐり、志賀町の小泉勝前町長が業者に最低制限価格を漏らした見返りに現金を受け取ったなどとして逮捕・起訴されている贈収賄事件で、現金は、前町長の自宅や自宅敷地内にあるガソリンスタンドで手渡しされていたことが、関係者への取材でわかりました。

志賀町の前町長、小泉勝被告(57)は、町発注の工事入札で情報漏えいの見返りに、2つの業者からあわせて現金70万円を受け取ったとして、加重収賄などの罪で起訴されています。
これらの現金授受について、自宅または自宅敷地内のガソリンスタンドで手渡しされていたことが、関係者への取材で新たにわかりました。
前町長は、この2つの業者とは別の業者にも最低制限価格を漏らして落札させた見返りに、現金を受け取っていたとして12月8日、加重収賄などの疑いで再逮捕されています。
警察は、贈収賄の詳しいいきさつについて引き続き調べ、事件の全容解明を進めることにしています。