小松市がパワハラなど初調査 6人懲戒処分

小松市は、初めて実施したハラスメントに関する調査の結果、6人によるパワーハラスメントなどが見つかり、懲戒処分にしたと発表しました。

小松市は、去年、職員からの内部通報をきっかけに、職場でのハラスメント行為の実態調査を行い、7日、公表しました。
その結果、小松市消防本部の職員4人と、小松市民病院に勤務する職員2人の、30代から50代のあわせて6人を懲戒処分としました。
このうち、消防本部に勤務していた30代の職員は、令和2年度からことしにかけて、上司や同僚の制服など約20万円相当を、嫌がらせ目的で持ち出して処分していたとして、減給10分の1の6か月の懲戒処分とし、11月30日付けで依願退職したということです。
また、今回の調査のほかに、20代の会計年度任用職員が小松市防犯交通推進隊連合会の会費などを管理する通帳から、ことし9月以降、6回に渡って合計25万円あまりを着服していたとして、停職6か月の懲戒処分としました。
7日発表された職員の懲戒処分は、一度に7人となりました。
小松市の宮橋市長は、「職員の法令違反は到底許されるものではない」とした上で、「病院と消防という市民の皆様の命を預かる組織において、パワハラ行為が起こり、懲戒処分を実施することは痛恨の極みで、市民に深くおわびする」としています。