金沢市の「まちのり」 駅・バス停周辺でサービス拡充へ

金沢市はシェアサイクル「まちのり」のさらなる利用促進に向け、公共交通との相乗効果を高めようと、駅やバス停の周辺でサービスを拡充していく方針です。

「まちのり」は11年前にサービスが始まった金沢市の公共シェアサイクルで、通勤や観光などで利用する人が年々、増加していて、昨年度は25万人あまりが利用しました。
こうしたなか、金沢市は「まちのり」と公共交通を組み合わせることで相互の利用を促進しようと、自転車の貸し出しや返却可能な「サイクルポート」を駅やバス停の周辺に拡充する方針をまとめました。
新たな「サイクルポート」は20か所ほど設置される予定で、金沢市は設置場所の候補となっている北陸鉄道のバスや鉄道の沿線などで再来年4月のサービス開始を目指しています。
金沢市交通政策課は「自転車と鉄道を同じアプリで利用できるようにした海外の事例などを参考に、市民や観光客が利用しやすい環境整備を進め、日本の先端を走る街づくりを進めていきたい」としています。