豪華!ズワイガニのオスが1人1杯給食に 珠洲市の小学校

日本海の冬の味覚、ズワイガニの漁を行っている石川県珠洲市で漁業者が地元の小学校に寄付した大ぶりのカニが豪華な給食として1人1杯ずつふるまわれました。

珠洲市でズワイガニ漁を行っている漁業者は、地元の特産品を子どもたちに味わってもらおうと毎年、港の近くにある蛸島小学校にズワイガニを寄付しています。
ことしはあわせて約50杯のズワイガニが用意され、近くの飲食店で塩ゆでにされたあと、給食のおかずとして1人1杯ずつ提供されました。
提供されたのは「加能ガニ」と名付けられたオスのズワイガニです。
漁師町で育ってきた子どもたちは、手慣れた様子で自宅から持ってきたはさみを使って脚を切り、身やカニみそを味わっていました。
中にはほかのおかずやごはんを食べ終えてから大切に残しておいたカニに手を伸ばす子もいて、地元の冬の味覚を堪能していました。
5年生の女子児童は、「『加能ガニ』が給食に出るのは特別だし、大好きなのでうれしいです。来年のカニ給食も今から楽しみです」と話していました。